境町に店を構える干し芋専門店「ほしいも百貨」の代表、杉山彰啓さんがアオニサイファームに来園!
ふるさと納税や干し芋について、さまざまなお話をさせていただきました。
茨城県猿島郡境町(人口約2.3万人)は、ふるさと納税の寄付額が2014年には約3,000万円だったものが、2023年には全国で京都市に次ぐ11位となる約99億円にまで成長しています。もちろん茨城県内では1位です。
一方、つくば市(人口約25万人)のふるさと納税額は約1億9,000万円で、茨城県内では27位です。
ふるさと納税の額を増やすには、さまざまな取り組みが必要です。つくば市に観光地としてもっと多くの人に訪れてもらうためにも、つくばならではの商品開発や観光資源の創出、ブランディング、情報発信の強化に力を入れることが重要です。
私自身、アオニサイファームという観光地をつくり上げました。アオニサイファームに来園された方はお分かりかと思いますが、当農園は大通りに面しておらず、前の道を歩く人もほとんどいない場所にあります。しかし、5年かけて、多くの人々が訪れるようになりました。誰もが予想していなかったことですが、私は情報発信とブランディングによって人を呼び込むことができると確信していました。
境町も同じような状況だったのではないでしょうか。人口2万人の町が、ふるさと納税で約99億円を集めるなど、誰も想像しなかったでしょう。
もちろん、アオニサイファームとは規模が異なります。しかし私は、つくば市が持つ潜在力を強く信じています。人口約25万人のつくば市には、すでに高いポテンシャルを持つ観光資源やこだわりを持ったスペシャリスト、素晴らしい農産物が存在しています。それらの場所や物、人が連携し、一つのチームとして道をつくれば、ふるさと納税の額でも境町に近づくことができるはずです。そして、それは観光振興にもつながります。
その一環として、つくばの認定お土産品「つくばコレクション」の価値を高め、生産者が認証を目指すような魅力あるものにしていくことが重要だと考えます。それがつくばの土産品の顔となり、誰もが知る商品となって、ふるさと納税の拡大にもつながるのです。
今回、杉山さんとの意見交換を通じて、ふるさと納税や商品開発について再考する貴重な機会をいただきました。少しでも境町に近づけるよう、私自身ができることから行動していきます!
【2023年度 茨城県内市町村の寄付額ランキングTOP5】
1:境町 99億3811万円
2:守谷市 69億467万円
3:八千代町 22億8349万円
4:日立市 22億2293万円
5:つくばみらい市 20億1049万円