LOADING

つくば市議会報告

令和8年6月定例会議

現在、つくば市においては、令和6年度から令和10年度を計画期間とする『つくば市文化芸術推進基本計画(第2期)』が策定されております。本計画においては、「アートで編む」という基本理念の下、市内の多様な主体や魅力を芸術文化と結び付け、つくば市独自の芸術文化を醸成し、豊かなまちづくりを目指す方針が示されております。

芸術文化は市民が共有する財産であり、生涯にわたって全ての市民の創造性を刺激し、豊かな人間性を育むことに大きく寄与するものであると考えます。そこで、本市の芸術文化施策の現状と今後の展望について以下を伺います。

【一次質問】

Q1. 「つくば市文化芸術推進基本計画(第2期)」の目指す理想像について

A1. 芸術文化が市民の生活の一部となるとともに、その普遍的な価値を通じて多様性を受け入れ、違いを尊重しながら安心して生活できる持続可能な社会の一助となることです。

Q2. つくば市ならではの芸術文化施策として、特色ある事業の具体的内容は?

A2. 科学技術と芸術を融合した「メディアアートフェスティバル」や、映像文化の普及と若手クリエーターの発掘・育成を目的とした10分以内の「つくばショートムービーコンペティション」を開催しています。

【二次質問】

Q3. 芸術文化施策を通じてソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)を具現化していくにあたり、今後の具体的な方向性は?

A3. 「多様性を尊重するまち」を掲げ、年齢、性別、障害の有無や国籍等にかかわらず活動できる環境づくりを進めています。一例として、障害のある人が作品展示やステージ発表を行う「チャレンジアートフェスティバルinつくば」を毎年開催しています。

Q4. 芸術文化施策の進捗と効果を測るための成果指標について、現在どのように検討されているか?

A4. 計画の11の基本施策を基に成果指標を設定しており、毎年事業担当課と文化芸術審議会で点検・評価を行っています。また、計画改定時には「芸術文化に関する市民意識調査」を実施し、その結果を踏まえて評価・検証することとしています。

Q5. 市長が描く、芸術文化振興によるつくば市の未来の発展の在り方は?

A5. アートはあらゆる垣根を越えて多様な人々がつながり、違いを受け入れる共感を生むインクルーシブな力があります。市役所内の店舗「融点」や、整備中の「つくばアートスタジオたみやま」を、多様な価値観が出会いアートを通じて人々がつながる拠点として育てていきたいと考えています。

つくば市には多様な食文化の土台が整っており、市内では質の高いプロフェッショナルな食の体験を求める声も高まっております。この「食の体験」は単に食べるだけではなく、食材、栽培方法や環境、さらには生産者についても知ることができる体系的な体験であることが求められております。これはまさしく、食育の目指す理想形とも言えます。

その中で、地産地消の推進は、「食の体験」の最も基礎的な取組の一つであると考えます。市内産の農産物を食べることで、食を通してつくば市の魅力に目を向けるきっかけとなり、派生する様々な体験への導入となり得ます。

このように、地産地消の推進は非常に重要な取組であると考えます。そこで、こうした食育の観点も踏まえ、本市の地産地消の推進について以下を伺います。

【一次質問】

Q6. 本市における、これまでの地産地消の推進に関する取組について

A6. まつりつくば等のイベントへの認証店出店、農産物直売所・果樹園マップの改訂のほか、地産地消推進専用サイト「Farm to Tableつくば」のコンセプト刷新や構成等のリニューアルを実施しました。

Q7. 市が把握している地産地消の推進に関する課題は?

A7. 生産者と飲食店の双方にニーズがあるものの、必要量や品目、価格などの条件調整が難しいことに加え、相互の情報交換の機会が限定的であり、これらが継続的な取引関係構築の壁になっていると認識しています。

【二次質問】

Q8. リニューアルした「Farm to Tableつくば」の現在の生産者及び飲食店の登録数は?

A8. 令和8年5月末時点で、生産者が19名、飲食店及び直売所等の販売店舗が67店舗となっています。

Q9. サイトリニューアルを契機とした、流通面・コミュニケーション面の課題に対する新たな取組は?

A9. 新たに生産者のページを設け、関係者間のネットワーク構築を図るフォームを追加しました。今後は双方の地産地消への思いなどを加え、関係者間の情報交換の場としての機能を持たせる予定です。

Q10. 市長が考えるこれからの地産地消の取組における展望は?

A10. 学校給食におけるガイドラインを通じた利用拡大を進めることが重要です。また、最大の課題である流通を解決するため、「Farm to Tableつくば」内で飲食店が注文し生産者が届ける仕組みを現在検討しており、市内で資源が循環するモデルをつくっていきたいと考えています。

・ 整備中の「つくばアートスタジオたみやま」を単なる箱物とせず、芸術文化の敷居を下げ、市民とアーティストが日常的に交流し、共に芸術文化振興のストーリーをつくり上げる拠点として整備すること。

・ 生産者、飲食店、流通業者が持続可能な関係へと発展できるよう、市がハブとなって密な意思疎通ができる強固なコミュニティを育てる仕組みを構築すること。

・ 豊かな食の体験と地産地消を絡めた「つくば型アグリツーリズム」の実現に向け、部局の垣根を越えた力強い推進を行うこと。

令和8年定例会6月定例会議の動画はこちら
https://tsukuba.gijiroku.com/g07_Video_View.asp?SrchID=5024