令和6年12月定例会議
1:ふるさと納税について
つくば市のふるさと納税の受入額は、直近4年間ほど2億円前後で推移しており、停滞傾向にあると考えられます。今後、つくば市のふるさと納税の受入額を増加させることは、流出額が多いという課題を解決するためにも重要ですが、観光などの他分野にも好影響を与えることが期待されるため、非常に意義があると考えます。そこで、以下の点についてお伺いします。
【一次質問】
Q1. つくば市のふるさと納税の現状と停滞理由、10億円以上の受入額・受入が急激に増加する市町村と比較した際の課題、今後の取組は?
A1. 受入額は直近4年間約2億円で推移。返礼品の種類・供給量が限られていることが主因。10億円を超える受入額の市町村では、ビール即席麺、家電製品等工場製品中心である。しかし、つくば市は市内で研究開発型製品が多く制度上の制約がある。今後は返礼品数拡充とリピーター確保に向けたPRを進める。
【二次質問】
Q2. 返礼品登録支援や関係者コミュニティーについて市の考えは?
A2. 事業者からは、ポータルサイトに掲載するための文書や画像の作成などに負担を感じるとの意見を市でも把握。登録作業負担軽減のため委託業者を変更し支援を開始。事業者との意見交換を増やし、新たな返礼品開発等を進める。
2:市の情報発信メディアについて
今後、ふるさと納税の受入額を大きく伸ばしていくためには、つくば市の魅力を広報することによる認知度の向上が重要となります。そこで、つくば市が運営するメディアが大きな役割を果たすと考えています。
私も関わっていた2つのメディア『Farm to Tableつくば』 、『つくばクラフトライフ』についてお伺いします。
【一次質問】
Q3. 『つくばクラフトライフ』の閲覧状況と方針・目的、ターゲットは?
A3. 令和6年4~11月で約9,300回閲覧。市外閲覧が約8割。
『つくばクラフトライフ』は、自らモノづくりやサービスを提供する『クラフトライファー』の情報発信を通じ、周辺市街地の魅力再発掘と活性化を目指す取組。実践者や関心層を巻き込み、新たな人の流れを生み出すとともに、地域への愛着を持つ人を増やすことを目的としている。
Q4. 『Farm to Tableつくば』の閲覧状況と方針・目的、ターゲットは?
A4. 月平均約3,746回閲覧、市外約8割。
ターゲットは市民やつくばを訪れる観光客。
市が人点綴する地産地消店、つくばならではの物産品・グルメなどつくばの食の魅力を総合的に発信し、地産地消推進を目的としている。
【二次質問】
Q5. 『つくばクラフトライフ』、『Farm to Tableつくば』の認知度向上に向けた取組は?
A5.『 つくばクラフトライフ』、『Farm to Tableつくば」について市広報紙での特集・つくば市HP・SNSでの発信、『Farm to Tableつくば』はイベント出展・サイトリニューアル等で周知を強化する。
3:つくばコレクションについて
ふるさと納税の受入額を増加させるためには、市の情報発信と同様に、つくば市が認証している「つくばコレクション」の認知度向上も重要だと考えます。そこで、つくばコレクションについて以下の点をお伺いします。
【一次質問】
Q6. 現状のつくばコレクションの課題、ふるさと納税の返礼品としての利用状況、つくばコレクションの今後の展望は?
A6. 一部店舗で販売されているが全商品を一括して扱う拠点がない点が課題。
ふるさと納税の返礼品にはつくばコレクション認定36品中16品が返礼品登録。
今後はつくばコレクションPR用のパンフレット、ミニのぼりなど販促物提供等で認知度向上を図る。
Q7. 市長のふるさと納税に対する考えは?
A7. 受益と負担の原則に反する問題、高所得者ほどメリットが大きいという逆進性の問題、自治体には受入額の5割が費用になってしまうなど制度自体に課題はあるが、つくばの価値を高めファンを増やす手段としては有効。議員提案はいずれも取り組む価値がある。
4:主な要望
・返礼品登録までの支援強化(事務負担軽減・伴走支援)
・生産者・料理人等をつなぐコミュニティー形成
・『つくばクラフトライフ』、『Farm to Tableつくば』の露出強化(広報紙への定期的なQRコード掲載、トップページリンク設置)
・つくばコレクションの認知度向上(商業施設イベント開催、専用ホームページ作成)
・コンテスト・賞レース方式の導入による参加事業者拡大 ・ふるさと納税を起点としたファンづくりと産業創出の推進