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つくば市議会報告

令和7年6月定例会議

 つくば市における周辺市街地の活性化は、市が内包する多くの地域の発展にとって大変重要です。

 しかしながら、中心市街地と周辺市街地の両者の関係は希薄であり、中心市街地の市民にとって、周辺市街地は生活の一部として往来する場とはなっておらず、隔たれた関係性と言えます。

 地域活性化のためには、「人」という因子が非常に重要です。周辺市街地にとって中心市街地の市民は、「交流人口」に定義される方が多いかと思われますが、地域に興味を持ち、緩やかに一時的関係を築く「交流人口」のみならず、実際に地域社会に参加し、地域の担い手となるような「関係人口」の増加が求められます。

 そこで、周辺市街地の活性化に関して、以下伺います。

1次質問】

Q1. 周辺市街地・中心市街地の定義と「R8」の意味は?

A1. 「周辺市街地」は合併前の旧町村の中心地(北条・小田・大曽根・吉沼・上郷・栄・谷田部・高見原)の8地域。

 「中心市街地」は研究学園都市の都心地区としてせいにされたつくば駅周辺(おおむね東西南北の大通りに囲まれたエリア)。

 「R8」はRegion(地域)のRと8つの市街地を組み合わせた周辺市街地の愛称である。

Q2. 周辺市街地の課題と、周辺市街地振興課が実施している具体的な事業内容は?

 A2.中心市街地との 生活利便性の格差拡大や若者の流出によるコミュニティーの活力低下が課題。周辺市街地振興課の果たすべき役割は、中心市街地から周辺市街地へのヒト・モノ・カネの流れをつくることで、これらの課題を解消していくこと。

 周辺市街地振興課として「住民主体の活動への支援(協議会支援)」と「関係人口の呼び込み(R8まちづくり学校、クラフトライファー育成、チャレンジショップ)」の2方針で事業を展開し、中心部から周辺部への人の流れ創出を図っている。

【二次質問】

Q3.これまで実施した事業の成果及び現時点の課題は?

 A3.周辺市街地活性化協議会の活動により、各種イベント等で来街者も増え、地域内外の住民交流が促進されている。(関係人口の獲得)

 課題としては、協議会の一部会員への負担集中、新たな担い手の確保、関係人口との継続的な周辺市街地への関与動機づくり。

Q4. 周辺市街地振興における「関係人口」の考え方と今後の展望は?(市長へ)

 A4. 周辺市街地から中心部へのヒト・モノ・カネの求心力ではなく、外へ送り出す「遠心力」を働かせることが重要。今後は周辺市街地に「仕事」をつくり、徒歩圏内で生活が完結する「15分都市」の実現を目指す。交通アクセスの向上やテクノロジーの活用も視野に入れている。

創造性を育むことにおいて小中学生が体験する様々な学びは非常に重要なものであり、つくば市が行っている『芸術文化鑑賞・体験事業』にも大変大きな注目と関心が寄せられると考えます。

また、多くのアーティストが、子供たちに向けて公演する機会を求めており、この取組の需要は子供及び学校のみならず、アーティストの双方にあるものと理解できます。

そこで、更にこの取組の認知度の上昇とアーティストの受入れ拡大を通して事業の発展が望まれるものと考え、以下伺います

【1次質問】

Q5. 『芸術文化鑑賞・体験事業』開始の経緯と現在の実施状況(利用率)は?

 A5. 令和5年度まで実施の「豊かな心育成事業」から、総合教育会議の議論(芸術文化鑑賞・体験を通して、芸術文化への関心を高めつつ、非認知能力の育成)に基づき令和6年度より規模を拡大。

 現在は市内全ての小中義務教育学校(利用率100%)で実施しており、演劇・音楽・伝統芸能等のプロを招聘している。

Q6. アーティストの選考基準と、地域アーティストとの連携方針は?

A6. 明確な基準は設けず、各学校が教育活動に適した質の高いプロを選定している。

【二次質問】

Q7. 地域アーティストも積極的に参加できる取り組みは?

A7. より多くのアーティストの情報を学校に提供できるよう努め、総合的な学習の時間のつくばスタイル科などの時間を活用し、地域の団体やアーティストとつながりを持てる機会をつくることを検討する。

Q7. 市の芸術文化事業に対する理念と方針は?(市長への質問)

A7. 芸術は人間の精神活動の根源であり、幸福度、ユーダイモニアに直結する重要なもの。今年度より「アートコーディネーター」を雇用し、地域資源やアーティストをつなぐ体制を強化している。科学と芸術の融合(メディアアート)なども含め、市民と芸術の距離を縮めていく。

  • 学生(高校・大学)が周辺市街地で活躍できる機会創出と道筋の整備
  • 農業体験を通じた中心市街地住民の呼び込み(交流人口から関係人口へ)
  • 中心市街地(TX沿線)における周辺市街地のPR強化
  • 地元(市内・周辺市街地)の文化芸術団体・個人が学校事業に参加しやすい窓口設置
  • 筑波大学の芸術系団体・アーティストとの連携強化
  • 関係部署(振興課・推進課・広報等)の横断的な連携と、広報紙・SNSを活用した周知徹底

令和7年定例会6月定例会議はこちら
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