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お知らせ

行政視察報告銚子ジオパーク

2026.10.15
訪問つくば市


次世代を担う子供たちの学習とシビックプライドの醸成に向けて
〜銚子ジオパーク視察での学び〜

9月議会の一般質問では、「つくば市におけるジオパークを活用した次世代を担う子供たちの学習とシビックプライドの醸成について」をテーマに掲げ、市政に対する質問を行いました。

つくば市には筑波山をはじめとする豊かな自然環境があり、これらは「生きた学びの場」として大きな可能性を秘めています。一般質問では、この「筑波山地域ジオパーク」を単なる観光資源としてだけでなく、次世代を担う子供たちの学習の場として最大限に活用し、地域への愛着やシビックプライドの醸成につなげていくことの重要性について訴えました。

そうした中、私が所属する「ジオパーク・道の駅推進特別委員会」の行政視察で、千葉県銚子市(銚子ジオパーク)を訪問し、大変意義深い学びを得てきました。筑波山地域ジオパークと同様に再認定に向けた活動を進める銚子市ですが、つくば市とは異なる素晴らしいアプローチを実践されていました。

■教育を起点とした銚子ジオパークの取り組み
銚子ジオパークの最大の特徴は、推進協議会の事務局が「教育委員会」に置かれている点です。
つくば市が経済部主体で観光や産業振興に重きを置いているのに対し、銚子市は「教育・学習」「文化財保護」を前面に打ち出しています。

特に素晴らしいと感じたのが以下の取り組みです。
・市内全小学校での見学学習
平成27年度から、市内すべての小学6年生が理科の地層学習と連動してジオパークを見学しています。事後アンケートでは約9割の児童が「銚子の大地を大事にしたい」と回答しており、郷土愛の醸成に直結しています。
・高校生による主体的な発信
千葉県立銚子高校などと連携し、生徒自身が地域の地質や災害史を学び、ツアーガイドとして発信する「防災ジオツアー」が行われています。生徒たちは全国大会でも発表を行うなど、まさに地域資源を活かした探究学習が実践されていました。

■現地視察:ジオパークの雄大な自然を体感
勉強会の後は、銚子ジオパークの代表的な見どころ(ジオサイト)である「屏風ケ浦」と「犬岩」を現地案内していただきました。
・屏風ケ浦(びょうぶがうら)
「東洋のドーバー」とも呼ばれる、高さ数十メートルの切り立った崖が約10kmにわたって続く雄大な海食崖です。国の名勝・天然記念物にも指定されており、美しい地層がはっきりと観察できるまさに「生きた理科の教材」でした。
・犬岩(いぬいわ)
源義経が奥州へ逃れる際、海岸に置き去りにされた愛犬が7日7晩鳴き続けて岩になったという伝説が残る奇岩です。両耳を立てた犬の後ろ姿にそっくりで、自然の造形と地域の歴史・伝説が深く結びついている面白さを体感しました。

■9月議会での問いと、視察からの気づき 銚子市の「子どもたちや若い世代が地域の自然を学び、自らの言葉で発信する」姿は、私が9月議会で訴えた「ジオパークを活用した次世代を担う子供たちの学習とシビックプライドの醸成」のひとつの理想形だと感じました。

つくば市でも、子供たちが筑波山地域ジオパークという素晴らしい自然環境に関心を持ち、地域への誇り(シビックプライド)を感じながら主体的に関われる機会(教育との連携)をもっと増やしていくべきだと強く感じました。

■今後に向けて
つくば市が持つ「観光・産業ネットワークの強み」と、今回学んだ銚子市の「教育・子供たちへの全校的なアプローチ」を融合させることで、筑波山地域ジオパークはさらに魅力的なものになると確信しています。

ジオパークを活用し、次世代を担う子供たちの学習とシビックプライドの醸成を図ることで、さらなる「つくばのファンづくり」を進めていけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。